小上がり和室のある暮らし
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カテゴリー:内装リフォームマンションリフォーム
小上がり和室とは
小上がり和室とは、リビングなどのフローリングの床よりも一段高さを設けて小上がりになった和室のことをいいます。
大きな和室は必要ないけど、ゴロッと横になったりできるスペースがほしいという人は少なくありません。
また、空間のなかに高低差が生まれるため、奥行き感も演出することができます。
小上がり和室のメリットとデメリット
メリット
①段差に腰をかけてくつろぐことができる。
②小上がり和室の段差部分に収納を作ることができる。
③立体的な空間になる。
④床に寝転んでいる雰囲気にならない。
デメリット
①バリアフリーならない。
②幼い子どもが暮らしている場合は注意が必要。
③フラットなときと比べるとスペースが狭く見える可能性がある。
小上がり和室の施工方法
こちらリフォームする前の和室の様子です。リビングとの間仕切り戸と敷居や押入れなどはそのまま使用して、マンションの6帖の和室を小上がりにリフォームします。
まずは小上がりにする高さを決めて、床面の高さの基準となる墨出しを行い、床の下地を造作しています。
手前に引き出しの収納を3箇所作りますので、その収納となる部分はあらかじめ箱型のものを作り、その上に根太材を取り付けしていきます。
引き出し用のレールを取り付けして収納をセットします。使用するレールの種類によって引き出せる長さが変わってきますので、今回は奥のものが取り出ししやすいように長めで耐荷重のあるレールを取り付けしました。
最後に半帖の縁なし畳を畳の目を縦と横に交差になるように市松敷きにして完成となります。今回はマンションでの施工となりますので、一般的な木造住宅とは部屋のサイズが違うため、畳一枚一枚は少し小さなサイズとなっています。
押入れ部分の枠はそのまま利用して、観音開きの戸襖のみ交換しました。
小上がり和室で床が上がった分も床下収納を造作しました。