「我孫子ビレジ」でのフローリング貼り替え方法。
投稿日:
カテゴリー:マンションリフォーム
マンションの床には、いくつかの施工方法があります。
①コンクリートスラブの上に、クッションがついたフローリング材を直貼する直張り工法。
②コンクリートスラブとフローリングの間に支持脚で空間を設ける2重床工法。
我孫子ビレジの場合は、配管や配線など通すためにコンクリートスラブと床の間に空間を設けています。
築年数の古いマンションでは、その空間の下地に木材を使用していることが多いのですが、こちらの我孫子ビレジの場合は床下地の構造が少し変わっています。
床のベニヤ板を剥がすと床を支えるための下地にコンクリートの大引きが使用されています。
さらにコンクリートの大引きを固定するために、モルタルを大量に使用しています。
カーペットからフローリングに貼り替えしたい場合、マンションの規約では床の下地すべて解体して2重床工法でリフォームすることが必要となります。
現行マンションでは支持脚で防音性のを確保していますが、支持脚と仕上げのフローリング材の両方ともに防音性能を確保することが求められます。
ここからは実際に施工した現場の様子です。
1.既存のカーペットを剥がしたところ。
2.下地合板とコンクリート大引きを撤去したところ。
写真の場合は、キッチンの床の施工を行っていないので、下地もそのままにして床の高さを合わせて施工しています。
3.撤去したコンクリート大引き。
リビングの16帖で、コンクリート大引き60本ほど廃材としてでます。
4.コンクリートスラブに乾式遮音2重床を施工します。
5.壁の取り合いはシステム根太で遮音を確保します。
6.2重床の上にベニヤを捨て貼りします。
7.仕上げのフローリングを専用接着剤を使用して貼っています。
8.フローリングの貼り替えが完了したところ。
施工に使用したフローリング材は、LIXILのラシッサSフロアー。色はクリエラスク。
9.廊下の床下には給水給湯管や温水パネルの配管が通っているので、床下点検口を取り付けします。